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全体性と変化に強いしくみづくりを目指して
企業のしくみや情報システムのアーキテクチャにおける全体性や包括性はとても重要です。
しかし、アーキテクチャの全体性や包括性を考えるとき、組織的なしくみやそこでの様々なルール、人の知恵や知識、様々な思いや感情も関わり、さらには、膨大な情報や機能、詳細なロジックなど、あまりにも複雑です。
人間がこの複雑なシステムを最初から完全に設計することは不可能に近いのではないでしょうか。
逆にこの複雑なしくみの完全な設計やコントロールができると思い込んでしまうところに、多くの過ちが生み出されてしまう要因が隠れているのかも知れません。
一方で、個別最適なものをバラバラに無秩序に乱立させた結果、ビジネスの競争力を削いでいたり、非効率性を生んでしまう例も多く発生しているようにも見受けられます。
では、この全体性や包括性という重要で困難な課題にどのように挑むことが求められるのでしょうか。
私たちの考えは、人間の能力の限界を謙虚に受け止め最初から完全な設計を求めず、全体を高い抽象度 で捉え、個別のものを具体化させながら、循環的発想で全体と個別を観察し成長させるアプローチです。
私たちはこのアプローチを「知の枠組」「抽象化」「複雑さの隠蔽」「ハイレベルなAPI」を「モデリング」という知的道具を活用することで、効率的・効果的に実現するお手伝いをさせて頂いております。
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抽象的に全体を捉えながら、個別に手を加え、全体と個別の意味的な関係や責務を見据えながら、循環的に見直すこと。
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具体化の過程で、ドメインの事実とそこで活動するエキスパートの知恵や知識を見える化し共有しながら、エキスパート間の枠を超えた相互理解や共創を行うこと。
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変化のライフサイクルを捉え、息の長いものは再利用性を高め、息の短いものは可変性を高め、保守や拡張性の高いアーキテクチャを適用すること。
ITに人が振り回されるのではなく、人の意思や知恵を中心にITを可変させ続けるために、狭き門であってもそこに関係する人々の知や心の収穫は大きいものになると考えています。
ご自身のビジネスドメインに対する美意識や心の底から湧き出す衝動から創造や革新に取り組まれている方々に、私たちはモデリングとこれを活用したメソドロジーやアーキテクチャの定石を活用し、貢献させて頂きたいと考えております。
